株式会社ケイルック

手引き 緊急時バス車外
脱出方法

万が一に備えた「緊急時のバス車外脱出」についてのご案内です。
ご一読くださいますようお願い致します。

基本的に緊急が発生した場合、乗務員にお知らせいただきバスが安全な場所に停車した後、乗務員の指示により車外に避難する行動に移っていただく流れとなりますが、何らかの事情で、乗務員からの指示、誘導ができない場合の「非常口を使ったバス車外脱出」方法についてのご案内となります。

①「非常ブレーキボタン」を押してバスを停車させる
(一部の車両を除く)

「非常停止ボタン」は運転席左側または、客席最前部にあります。

この「非常ブレーキボタン」は『ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)』といい、運転士が意識を失っていたり急病の場合などに、乗車のお客様が押すことでバスが緊急停止するものです。「非常ブレーキボタン」が押されると、車外でハザードランプの点灯とクラクションの連続警報音が鳴り警告灯が点滅し異常を知らせ、徐々に速度を落として安全に停車します。
※なお、運転士に異常が見られる時以外は、道路交通の妨げとなり、他にご乗車のお客様へご迷惑となりますので、むやみに非常ボタンを押さないようにお願いします。

路線バスタイプ非常ボタン【路線バスタイプ】非常ブレーキボタン
観光バスタイプ非常ボタン【観光バスタイプ】非常ブレーキボタン

② 非常口から脱出する

マイクロバスを除く車両は、車両右側面(車道側)後部に「非常口」があります。

  1. 非常口脇の赤いカバーを上から手前に引いて開けます。
  2. 中の赤いレバーを矢印方向に引くと、非常口のドアが外側に開きます。
  3. 非常口部分の座席は、前側に倒れますので、避難スペースを広く取って脱出できます。

※非常口からの脱出の際、側方通過車両の場合、地面までの高さがあります。脱出時、怪我をしないようご注意ください。また、あわてずあせらずに順序よく下車をお願いいたします。

非常口

③ 通常の乗降口から脱出する

一部の車両には、車両前部と中扉付近に「非常コック」があります。

車両左側(歩道側)の乗降口からの脱出の際は、運転士がドアの開閉を行いますので、その指示に従ってください。 何らかの事情で運転士がドア操作をできない場合は、ドアの脇にある「非常コック」のふたを開け、レバーを引いてください。 ドアを手動で開けることができます。

※走行中にドアを開けるとバスは加速できなくなり、安全な場所への退避ができなくなる場合があります。走行中は危険行為となります。非常時の停車中にのみ操作するようお願いいたします。

路線タイプ非常ボタン

バス車内俯瞰図(一例)

バス車内図は、クリックすると
拡大してご確認頂けます。

路線バスの場合
貸切バスの場合